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「おふざけ」もまじめにやれば、誰にも真似できない強みになる

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こんにちは、オアフのマイケルです。2019年ももう1ヶ月が経ちましたね。みなさまいいスタートダッシュが切れましたでしょうか。

さて、本日ご紹介する本はこちら。
シモダテツヤ「日本一『ふざけた』会社のギリギリセーフな仕事術」
中公新書ラクレ
https://www.amazon.co.jp/dp/4121505182/


個人的にとても注目している、ウェブを中心にしたプロモーション会社「バーグハンバーグバーグ」の社長であるシモダさんの著書。終始ニヤニヤ、時にゲラゲラ笑いながら読めるのにハッとさせられるところも多いというユニークなビジネス書です。おもしろくて何度も読み返したくなります。

バーグハンバーグバーグのことを知ったきっかけは、社員さんのこのブログ(http://staff-blog.bhb.co.jp/)。記事がふざけているのはもちろん、記事から伝わってくる社員さんの働き方もとにかくふざけていて、こんなふざけた会社が会社として成り立っているなんておもしろあなぁと興味を持ったのでした。

しかしこの本を読んでわかったのは、すべてにおいてふざけているのではなく「まじめなところはすごくまじめ」だということ。コンセプトの企画から携われない(=自分たちの思い通りにふざけられない)仕事は受けない、パロディは積極的にやってもパクリは絶対やらない、一緒に働く仲間は慎重に選ぶなど、「まじめにふざける」ためにまじめになる必要のあるところではとことんまじめなんですよ。ふざけること、まじめにやることをしっかり見極め、ふざけることには全力でふざけているという印象。

また、おもしろいコンテンツをつくるための技術の解説が、本当にふざけているけど勉強になります。

たとえば、世の中の「常識」と思われていることに敏感になる、そして常識を「外す」ことで他にはないおもしろさを生み出す。

ビジネスでは本音と建前の使い分けが当たり前だから、基本的に広告では商品やサービスのいいことしか言わない。そこを逆手に取って、正直にマイナスなことを言っちゃう。あるカレールーのプロモーションを行った時、冷凍からレトルトになったことで値段も下がったけど味も落ちたことを「おいしさ0.8倍!」なんて表現しちゃう。ちゃんと世の中の動きを見極めたうえで意表を突く。うまい。

あと、一緒に働く仲間の選び方の説明がとても興味深いんです。

起業を決意した時にそれまでの仕事仲間に声をかけたらみんな賛同してくれたとか、自分がズボラだから最初のメンバーはいわゆるしっかりした人を選んだとか、クリエイターばかりだと世間の常識に疎くなるから途中であえてふつうの人を採用したとか。このあたりはちょーまじめです。自分が思いっきりふざけた仕事ができるようにどんな人たちとどんなチームをつくるか、真剣に考えて考え続けてきた跡が伺えます。

ちょっと心に響くエピソードも。

一時期、部下が信じられず自分ばかり仕事を抱えていたけれど、離婚をきっかけにめちゃくちゃ落ち込んで仕事が手につかなくなってしまったそうです。しかしその時にサポートしてくれた部下がこの経験を通じてめちゃくちゃ仕事ができるようになって、自分の考え方が間違っていたとはたと気づいたそうな。「社長が泣いているあいだに、会社は育つ」。自分の成長に繋がったエピソードを、ユーモアたっぷりに、でも誰にでもわかる言葉で表現できるセンスに感銘を受けました。

新書で分量も短めだし、文章もわかりやすいからあっという間に読める。なのにニヤニヤゲラゲラ笑えたり、おもしろい企画を生み出すコツを学べたり、起業や仲間づくりのエピソードにちょっと感動させられたりと、個人的に非常にオススメの一冊です。

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